COROS DURA 実機レビュー:業界最長バッテリーなどの特徴や使い勝手を徹底解説!
こんにちは。STRIDE LAB OFFICIAL のニシカワです。
先日、COROS(カロス)から、ブランド初となるサイクルコンピュータ「DURA(デュラ)」が発売されました。
COROSといえば、真っ先に思い浮かぶのはGPSウォッチですよね。
軽量でバッテリー持ちが抜群なため、多くのランナーやトレイルランナー、ハイカーに支持されています。
そんなGPSウォッチに強いCOROSがサイコン!?と驚いた方も少なくないかもしれません。
ですが、実はCOROSにとって最初のプロダクトは自転車用のヘルメットなんです!
そう考えると、今回のDURAの登場も自然な流れですね!
今回のブログでは、そんな満を持して登場したCOROSのサイクルコンピュータ「DURA(デュラ)」を実機レビュー!!
そもそもCOROSってどんなブランド?といった基本的なところから、DURAのスペックや特徴を実際の画面も交えながら解説していきます。
なかなか実物が見れなくて購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてください!
はじめに
サイクルコンピュータ(サイコン)ってなに?
まずはじめにサイクルコンピュータ(以下サイコン)って何?というところから確認しましょう。
サイコンとは、自転車で走行中のあらゆる情報を表示・記録するデバイスのこと。 走行中の距離や速度はもちろん、お持ちのセンサーと連携することで心拍数やケイデンス(1分間にどれくらいペダルが回転しているか)、パワーなども表示・記録できます。
また、モデルによっては画面上にマップを表示できたり、事前にルート情報を入れておけばナビゲーションを表示することも可能です。
サイコンがあることで自分が今どれくらいのペースや距離を走っているのか明確に把握ができるので体力の管理がしやすかったり、初めての土地でもナビゲーションを駆使して目的地までの距離を算出するなど安心して走ることができます。
このように誰でも計画的で安全なライド体験が可能になるデバイス、それがサイクルコンピュータなのです!!
スマホじゃダメなの?
「スマホのアプリでもGPSやデータ計測ができるから、サイクルコンピュータなんていらないんじゃない?」とお思いの方もいるかもしれません。
確かに、今は無料で使える便利なアプリがなんでもある時代。
サイクルコンピュータもその例外ではありません。
しかし、本格的にサイクリングを楽しみたい方、見知らぬ土地で長い距離を走りたい方にはサイコンを使用するメリットが数多くあります。
例えば、サイコンにはスマホにはない以下のような利点があります。
- バッテリーの持ちが良い
- 耐久性、防水性に優れる
- センサーと連携することで、詳細なデータが計測できる
- スマホよりもGPSの精度が良い
スマホの万能性は確かに魅力的ですが、やはりサイコンはその専門性から、より正確かつ詳細にデータを取ることが可能です。
また、いかなるコンディションで問題なく使用ができるようにタフな設計になっているものがほとんどです。
100キロを超えるようなロングライドや天候関係なくガシガシ使いたいという方であれば迷わずサイコンを購入するのがオススメです。
サイコンは初心者には必要ない?
最近になってサイクリングを始めた方にとって、「初心者には必要ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
実際に街乗りが中心のサイクリストであれば、必ずしもサイコンが必要とは感じないでしょう。
しかし、実は始めたての初心者こそサイコンを導入するメリットは大きいのです!
①自分の走行データがすぐにわかる
慣れないうちは自分の体力や消費カロリー、ペースが把握できないので無茶をしてしまいがち。 サイコンでリアルタイムにこれらの情報を把握することで無理のない計画的なライドが可能になります。②ナビゲーション機能がある
事前にルートがわかるので安心して走ることができます。 万が一コースロストしてもアラートで教えてくれるので余計な消耗を抑えられます。
③モチベーションアップに繋がる
自分の成長した記録を残せるのも嬉しいポイント。 走行距離やスピードの向上を目で見て確認できるのは次のライドに向けての1番のモチベーションになります。
このようにサイクリングに不慣れなうちこそ、サイコンを導入することでライドをより快適かつ計画的に楽しむことができるので、初心者にもぜひお勧めしたいアイテムです!!
COROS(カロス)とは
続いて、COROSをご存知でない方に向けて基本的な情報をご紹介しておきます。
COROSは、アウトドアアクティビティを愛するハードウェアエンジニアたちによって2014年に設立されたブランドで、これまでに数々の信頼性の高いスマートウェアラブルデバイスを開発しています。
特に GPSウォッチ の分野では大きな支持を集めており、トレイルランニングやマラソン、登山やクライミングといったアクティビティを楽しむ世界トップクラスのアスリートや冒険家から絶大な信頼を獲得しています。
出典:COROS公式
また、COROSはエンジニア自身がアクティブなアウトドア愛好家であり、製品設計には彼ら自身の経験が反映されています。
加えて世界トップクラスのアスリートから集められたフィードバックが次のプロダクトの開発やソフトウェアのアップデートに活かされている点も特徴です。
アスリートたちの厳しい要求に応えた製品は、 ビギナーからプロまでが安心して使えるクオリティ を提供しており、まさに現場で鍛えられた信頼できるブランドです。
基本スペック
本体サイズ | 99.5 x 60.8 x 15.7mm |
重量 | 本体:102g マウント:53g |
ディスプレイサイズ | 2.7 インチ |
解像度 | 400 x 240ピクセル |
ディスプレイ種類 | 反射型MIP |
材質 | 本体・マウント:繊維強化ポリマー ディスプレイ:高耐久性複合ガラス |
アウトフロントマウント 長さ | 70mm (ハンドルバーの中心からマウントの先端まで) |
対応可能なハンドルバー | 25.4mm もしくは 31.8mm |
接続 | ANT+ /Bluetooth Bluetoothで最大12個の外部アクセサリと同時接続可能 |
データ同期 | Wi-Fi / COROS APP |
防塵・防水 | IP67 |
使用温度 | −20℃ to 60℃ |
保管温度 | −30℃ to 70℃ |
基本的なスペックはこの通り。 カロスのデバイスということで言わずもがなですが、同業他社の製品と比較しても圧倒的なスペックです。
ディスプレーサイズも大きく、解像度も高精細で視認性も抜群ですね!
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COROS / DURA(デュラ) のここがスゴイ!
では、サイコンについて基本的なことが理解できたところで今回ご紹介するDURAの主な特徴を見ていきましょう!
業界最優秀のロングバッテリー
カロスのGPSウォッチといえばロングバッテリー! といっても過言ではないくらいバッテリー持ちの良さには定評がありますが、 今回初めて登場するサイクルコンピュータでもその特徴は健在です。
DURAのバッテリー稼働時間は以下の通り。
なんと業界最長クラスとなる フルGPSモードで、連続「120時間」 ものバッテリー稼働を実現しているのです!!
普段のライドはもちろん、ロングレースや旅先での長期間に及ぶ使用においても充電の手間要らずです。
ちなみに、この120時間という数字がどれくらいスゴイのかというと、
※ソーラー機能付きハイエンドモデルでの比較
これくらい圧倒的!!2位以下を大きく突き放しています!
また、充電スピードがめちゃくちゃ早いというのもカロスあるあるで、 (15℃から45℃の環境において)2時間でフル充電が可能という異次元のスピードを誇っています。
ソーラー機能搭載で稼働時間を延長可能
ただでさえモンスター級のロングバッテリーを搭載しているDURAですが、ソーラー充電機能も搭載しているためさらなる稼働時間の延長も可能です。
直射日光の下で1時間のソーラー充電を行うと、走行時の稼働時間を最大2時間延長 できます。
最適な日光条件があれば、バイクからDURAを取り外さなくても、数ヶ月連続で使用することができちゃいます。
タッチ+ダイヤルの優れた操作性
DURAの操作はタッチ操作に加えて側面にあるダイヤルとバックボタンのみのシンプル設計。
カロスユーザーではお馴染みですが、このダイヤル操作がめちゃくちゃスピーディかつ直感的に操作が可能なんです。
タッチだけだと雨の中やグローブをはめている状態だと反応しにくかったり、ボタンのみだと何度も押さないといけなかったりで、正直手間に感じるときありますよね? その点DURAならダイヤル・タッチと状況に合わせて操作が可能なので、ライド中であってもストレスなく使用できます。
高精度なGPS
GPSの精度の良さもカロスのウリの1つです。
5つの衛星(GPS、GLONASS、Galileo、Beidou、QZSS) を駆使して位置情報を捕捉するため、あらゆる環境で正確に測定することが可能です。
また、より正確な、それら5つの衛星を2つの周波を用いて捕捉するモードも搭載。 位置情報が取りにくい深い森林の中や高層ビル群の間、そそり立つ岸壁の麓などでも正確に捕捉が可能です。
位置情報が捕捉しづらいセクションでの他社製とのGPSの軌跡の一例
また、自動GPSモードをオンにすると、今いる地点での衛星状況に合わせてGPSモードが自動で切り替わります。
走行中も見やすいデザイン
DURAは、サイコンとしての機能だけでなく、使い勝手も非常に優れています。
その1つが、走行中でも抜群に見やすいインターフェースデザインです。
まず、2.7インチの大きなディスプレイは走行中でも視認性が高く、走行データやナビゲーションを一目で確認することが可能です。
また、 反射型MIPディスプレイ を採用しているというのも大きなポイント。
バッテリー効率がいいだけでなく、光源として環境光や太陽光を使用するため、強い光の下でもクリアな可視性を誇ります。
光が強ければ強いほど、画面は鮮明になるので日中の直射日光で画面が反射して見えづらいといったこともありません。
走行中のインターフェースもシンプルで見やすい設計。
表示される項目や大きさなどはアプリで編集が可能なので自身の見やすいようにカスタマイズが可能です。
また、マルチスクリーンモードであればマップでナビを見ながら測定数値や勾配データなどが確認できます。
安全なライドを提供するナビゲーション
内臓されたグローバルオフラインマップにより、あらゆる地形や環境においてもナビゲーションが可能なので初めて走る土地でも安心。
たとえルートを間違えた場合でも、離脱アラート機能があるので無駄なコースロストを防いでくれます。
また、Google Map との連携により、 混雑状況や季節ごとの工事区間や通行止めといったリアルタイムでの道路状況 を把握。
その時々で最適なルートを提案してくれます。
さらに自作のルートはカロスアプリで簡単に作成が可能。
その場でルートを設定し、瞬時にサイコン上に同期できるのでサイコンの画面をいちいち操作する煩わしさもありません。
サードパーティアプリや大会HPなどからGPXデータをダウンロードして取り込むことも可能です。
圧倒的なコストパフォーマンス
そして極め付けとなるのがこれだけの機能がありながら、他社では真似できないようなコスパを誇っているのもDURAの魅力です。
DURAの価格は、税込でなんと ¥39,600
他社製の同じようなスペックのものと比較していただくとかなりの開きがあるのがお分かりいただけるはずです。
初めてサイコンを買ってみようという方にとって、性能と価格のバランスが取れたこの製品はまさに最適解となるはずです!
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まとめ
以上、COROS初のサイクルコンピュータ『DURA』の魅力についてご紹介しました!
業界最長クラスのバッテリー持ち、優れたGPS精度、タフな設計、そして何よりも圧倒的なコストパフォーマンスを備えたDURAは、初心者からプロまで幅広いサイクリストにおすすめできる一台です。
気になる方はぜひお近くのSTRIDE LAB各店までお訪ねください!
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